Dr.坂根の健康検定〜脂質異常版〜 坂根直樹

特定健診、特定保健指導において、メタボや血糖、血圧と比べ、いまひとつ主役の座にいなかった「脂質」。今回の連載では、「脂質」についての知識を、わかりやすくご紹介します。

まずは選択制のクイズに挑戦してみてください。講師の坂根先生が、素朴な疑問に答えながらクイズの解説をします。
全問正解すれば、あなたは脂質博士!?

第5幕 「何とか中性脂肪を下げたい!」

健康検定

  • ◎質問:
    中性脂肪、食事の影響は何日前から?

<選択肢>

  • 1.
    昨日の宴会
  • 2.
    5日前のトンカツ
  • 3.
    3か月前の誕生ケーキ
F子

「坂根先生、教えてほしいことがあって・・・」

坂根

「どうしたの?」

F子

「この間、面談していたら、何とか中性脂肪を下げたいという人がいて・・・」

坂根

「それでどうしたの?」

F子

「まずは、食事と運動に気をつけて減量してください、って言ったんですけど・・・
なんだか、あいまいな指導になって・・・納得してもらえなくて・・・」

坂根

「確かに、具体的なことを知りたかったのかもしれないね。」

F子

「そうなんです。どんなふうに説明したら、いいですか?」

坂根

「そうだね。まずは、中性脂肪が上がる原因を知ることが大切だよね。」

F子

「どんな原因が多いんですか?」

坂根

「『中性脂肪が上がる原因ベスト3は?』から始めてみよう。」

F子

「まずは、ベスト3って、前置きするんですね。ベスト3って何ですか?」

坂根

「炭水化物の重ね食い、お菓子の食べ過ぎ、そしてアルコールだね。説明しながら、どこで反応するかを観察してみよう。」

F子

「なるほど。反応したところが、ツボなんですね。」

坂根

「そうだね。炭水化物の重ね食いに反応したのなら、炭水化物の重ね食いについて詳しく説明してみよう。」

F子

「どんなふうに?」

坂根

「例えば、炭水化物の重ね食いとは、ラーメンに半チャーハンや餃子をつけるなど。糖質と脂質がたっぷり入った食品の組み合わせが中性脂肪を最も上昇させます。これにビールをつけると、さらに中性脂肪を上昇させます、なんてね。」

F子

「それ、とてもイメージしやすいですね。ところで、お菓子の食べ過ぎの指導はどうしたらいいですか?」

坂根

「それは、またの機会に。」

F子

「またって、いつ・・・」

健康検定

  • 正解は
    2.5日前のトンカツ

解説

中性脂肪の身体の中における代謝は、肥満や脂肪肝の程度によって異なりますが、平均すると5日間ほどになります。つまり、過去5日の間に、脂肪分の多い食事をすると中性脂肪が高めになっている可能性があります。特に、トンカツなど糖と脂肪の組み合わせがてきめんですね。

著者 坂根直樹(さかねなおき)

著者プロフィール

坂根直樹(さかねなおき)

独立行政法人国立病院機構京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室

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