Dr.坂根の健康検定〜脂質異常版〜 坂根直樹

特定健診、特定保健指導において、メタボや血糖、血圧と比べ、いまひとつ主役の座にいなかった「脂質」。今回の連載では、「脂質」についての知識を、わかりやすくご紹介します。

まずは選択制のクイズに挑戦してみてください。講師の坂根先生が、素朴な疑問に答えながらクイズの解説をします。
全問正解すれば、あなたは脂質博士!?

第6幕 「お菓子を食べ過ぎる心理は?」

健康検定

  • ◎質問:
    空腹の時間の基準は?

<選択肢>

  • 1.
    10時間
  • 2.
    12時間
  • 3.
    24時間
F子

「坂根先生、前回の中性脂肪指導の続きを教えてください。お菓子の食べ過ぎの人にはどんな指導をしたらいいですか?」

坂根

「F子さんは、今までどんな指導をしていたの?」

F子

「えっと、なるべくお菓子は控えてくださいね。中性脂肪が上がるので・・・なんて、指導をしていました。」

坂根

「なるほど。他には?」

F子

「なるべく、カロリーの少ないものを選ぶようにしてください、とか・・・」

坂根

「なるほど。弱め言葉の『なるべく』が口癖だね。」

F子

「そうなんです。1日に○kcal以内にしてくださいとか、言い切ってみたいんですけど・・・。他に、何かいい指導法はありませんか?」

坂根

「お菓子を食べ過ぎることを自覚している人には『刺激統制法』を使うといいかもしれないね。」

F子

「刺激統制法?」

坂根

「食べ過ぎない人は、小腹が空いてから、お菓子を食べ始めて、ある程度満足すると、食べ終わる。それに対して・・・」

F子

「それに対して?」

坂根

「食べ過ぎる人は、小腹は空いていないのに目の前に美味しそうなものがあると食べ始めて、ある程度満足しても食べ終わらない。」

F子

「食べ終わらない?」

坂根

「そう。袋の中のお菓子がなくなるまで食べ続ける。つまり、余分なものを食べることになるから、食べ過ぎるんだ。」

図 お菓子を食べ過ぎる人の心理

F子

「なるほど。これよくわかります。私も好きなものがあったら、つい・・・」

坂根

「そんなときに役に立つのが『刺激統制法』なんだ!!」

F子

「それはどんな方法なんですか?」

坂根

「それは、またの機会に。」

F子

「またって、いつ・・・」

健康検定

  • 正解は
    2.12時間

解説

中性脂肪は食事をすると上昇するのですが、食後4時間くらいをピークに徐々に低下してきます。健診で21時までに夕食を食べるようになどの指示がありますが、中性脂肪の判定での、空腹の基準は12時間以上の絶食になります。ちなみに、血糖の空腹時間の基準は10時間以上となっています。

著者 坂根直樹(さかねなおき)

著者プロフィール

坂根直樹(さかねなおき)

独立行政法人国立病院機構京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室

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