特集-現場レポート

第2回 検体測定室連携協議会の活動について

検体測定室連携協議会の活動について 検体測定室連携協議会の活動について
検体測定室連携協議会事務局
海老塚 靖 さん

あなたは「検体測定室」をご存じですか? 利用したことがありますか?

検体測定室とは、自己採血した少量の血液で、糖尿病や脂質異常症、肝臓病など生活習慣病に関係のある項目を測定して、自己チェックができるスペースです。セルフケアの推進の流れから平成26年に法律が改正され、厚生労働省へ届出を出すことで検体測定室の設置が可能になりました。現在、薬局などを中心に検体測定室を開設する店舗が増えてきています。

今回は、検体測定室 (愛称: ゆびさきセルフ測定室、上記マーク)の普及と定着を目指して活動している検体測定室連携協議会(以下:検連協)事務局の海老塚靖さんに活動内容について伺いました。

「手頃な値段」「手軽」「少ない痛み」での血液検査が可能

「検定測定室は、手頃な値段で、手軽に、少ない痛みで血液測定ができ、健康チェックが可能です。車は、速度メータを見ることで実際の速さがわかりますが、体の状態も検査値を見ることでコントロールしやすくなります。ですから、今までなかなか健診を受けられなかった人や、糖尿病などの生活習慣病が気になる人などに、まちの薬局など身近なところに簡易な血液検査の場があることを、知ってもらい利用していただけたら」と海老塚さん。

ただ、ゆびさきセルフ測定室自体が新しいものなので、まだまだ知られていません。検連協の調査では、一般の認知度はわずか2%という結果です。そこで検連協では、検体測定室の認知度を高めるために、スマートフォンなどから近くの検体測定室を簡単に探せる仕組みをつくりました。

それが「ゆびさきナビ」 (QRコード 下記参照)です。ここから都道府県を選択すると登録してある検体測定室が表示され、地図や今いる場所からの道案内もありますので、家や職場の近くにある検体測定室を簡単に探せます。また他にも、「ゆびさきセルフ測定室ナビ」サイトでは、検体測定室の意義や内容などの情報提供もしています。

「ゆびさきセルフ測定室ナビ」サイト QRコード

「ゆびさきセルフ測定室ナビ」サイト
  • 「ゆびさきセルフ測定室ナビ」サイトページ1
  • 「ゆびさきセルフ測定室ナビ」サイトページ2
  • 「ゆびさきセルフ測定室ナビ」サイトページ3
  • 「ゆびさきセルフ測定室ナビ」サイトページ4
  • 「ゆびさきセルフ測定室ナビ」サイトページ5

検連協では、検体測定室でHbA1cを測定した人に自己申告のアンケート調査を実施しました。測定者のなかで健診未受診者(1,829人)を抽出し、中でもその測定値がハイリスク(6.0%以上)の人(341名)に受診を勧め、その後追跡調査したところ実際に医療機関へ受診した人の割合はなんと約20%(63名)という結果が出たのです。

「健診未受診でハイリスクという人を医療機関での受診に結びつけることができたのは意義があることだと思います」と海老塚さん。測定者本人が生活習慣病を早期発見・早期治療できることはもちろん、医療機関にとっては、今までなかなかアプローチできなかった人にきちんと受診してもらえるようになり、早い段階でハイリスクな人をメンテナンスできるようになります。
また検体測定室では、測定者全員に「年に1回の健診受診」についても必ず伝えることとされており、健康づくりの「新しいルート」として、検体測定室が受診勧奨の場として活用されることが期待されます。

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